屋根【葺き替え】について
屋根【葺き替え】について
こちらの記事では、カバー工法についてお伝えいたしました!
今回は、屋根の葺き替えについてお伝えいたします。
もちろんパミール屋根のお客様だけではなく、葺き替えについて悩まれている方にも是非お読みいただきたいです😊
一生で何回も経験することがない大掛かりな工事なのであまり馴染みがなく、
また塗装などのメンテナンスと比べて費用も高額になるため、不安を抱える方が多いと思います。
この記事では、屋根の葺き替えについて、基本的な知識をプロの目線で解説いたします!
まずは葺き替え工事の概要とメリット・デメリット、必要な時期、費用相場を知って、
葺き替え工事をすべきかどうかを判断しましょう。
葺き替え工事を本格的に検討する方に向けて、お得にする方法や工事の流れをご紹介します!
屋根はお家の生命線です。
葺き替えについて知ることで、長く安心してお住まいいただけるようになりますので、是非じっくり読んでみてくださいね!
葺き替え工事のメリット・デメリットについて
屋根の葺き替え工事とは、現在の屋根を撤去し、新しい屋根に取り換える工事です。
“屋根の全交換”です。
寿命が来てしまった・雨漏りしてしまった屋根のリフォームや、
重たい瓦を軽いものに変えて耐震性を改善したいという場合に行われます。
メリット
・下地など、傷んだ部分をすべて新しいものに取り替えられる。
・重い屋根を軽い屋根に変えると、耐震性が向上する。
・見た目の印象をがらっと変えることができる。
デメリット
・費用が高額。
・工期が10~20日程かかる。
※天候により、多少前後します。
規模の大きいリフォームなので、塗り替えのように何回も行うものではなく、必要になったタイミングでやる、ということがほとんどです。
葺き替えをするタイミングについて解説していきます。
葺き替えが必要な時期
多くの場合、葺き替えは屋根が寿命を迎えた時に行われます。
寿命を過ぎると、家を守るという屋根の役割を果たさなくなり、雨漏りを起こしてしまいます。
寿命が近づいていたら、雨漏りが広がる前に葺き替えるのがおすすめです。
屋根の寿命の目安を、「年数」と「劣化症状」でそれぞれご紹介しますので、ご自宅が当てはまるかどうかチェックしてみましょう!
建材別年数の目安
屋根材 | 寿命の目安 |
和瓦 | 50〜80年 |
セメント瓦・モニエル瓦 | 30〜40年 |
ガルバリウム鋼板 | 20〜30年 |
スレート | 20〜30年 |
アスファルトシングル | 15〜30年 |
トタン | 15〜20年 |
屋根の寿命は建材によって異なります。
同じ屋根材でも、日当たり・風当りなどの環境や、正しくメンテナンスされていたかによって、
お家一軒一軒に寿命の差が出てきます。
年数はあくまで目安とお考えください。
劣化症状での目安
葺き替えが必要と判断されるのは、主にこちら↓の状態になった時です。
- 塗装ができないほど、表面が傷んでいる
- 下地まで傷んでいる(屋根から雨漏りしている)
- 全体的なひび割れ
- 下地の劣化、たわみ
- 雨漏り
こういう症状が出ていたら、そろそろ寿命なので葺き替えを検討しましょう!
葺き替えを検討される方で、一番気になるのは費用ではないでしょうか。
屋根の葺き替え工事費用は、一般的な30坪程度のお家でも90~250万円程と、かなり幅があります。
現在の屋根 | 費用相場 |
金属(トタン) | 90〜200万円 |
スレート | 95〜220万円 |
瓦 | 120〜250万円 |
※2階建て、屋根面積100㎡とした場合の概算
これは、「現在の屋根材」によって撤去・処分費が、「新しく使う屋根材」によって材料・施工費が大きく変わるからです。
今のお家がどんなもので、これからどんな屋根に変えるのかは人それぞれですので、費用に幅が出てきます。
葺き替え工事はどうしても高額な費用になってしまいます。
費用面でお困りの方は、補助金の活用を検討してみましょう。
補助金
重たい瓦屋根を軽量のものに葺き替える場合、耐震リフォームとして補助金がもらえる場合があります。
葺き替えた屋根材によって遮熱効果や断熱効果が得られる場合は、エコリフォームとして補助金の対象になる事があります。
ただし、そもそもの補助金の有無、条件、貰える金額などは自治体次第です。
ご自宅に適用できる補助金制度があるかどうか、まずは各自治体に問い合わせてみましょう!