ベランダ塗装の重要性

目次

ベランダ塗装の重要性

ベランダに施された防水塗装は、定期的に塗り替えが必要なのをご存じでしょうか?

ベランダの床は、太陽の紫外線や雨風によって少しずつ劣化しています。

塗り替えないままで年数が経つと雨漏りを引き起こすことがあり、

木材の腐食や金属のサビなど、建物自体の寿命を縮めることになってしまいます。

適切なタイミングでベランダの床の塗り替えをおこないましょう😊

ベランダ塗装について、塗り替えのタイミングや防水工法の種類、費用の目安などを解説します!

ベランダの床の劣化が気になっている方や、塗装を検討している方はぜひお読みください!

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ベランダ塗装をするタイミングは?

ベランダ塗装はおよそ10~12年が塗り替え時期の目安ですが、

以下のような劣化を確認できたら早めにご検討ください!

✔️防水塗装が剥がれてきた

✔️防水塗装が浮いてきた

✔️防水塗装にひび割れができた

✔️床に水が溜まりやすくなった

✔️雨漏りするようになった

では、それぞれ解説していきます🙂

防水塗装が剥がれてきた

ベランダ塗装が剥がれきたら、塗り替えを検討しましょう!

FRP防水のトップコート(防水工事の仕上げの際に施工する塗料)が剥がれて防水層に紫外線が当たり、

塗装の耐久性が低くなっている状態です。

トップコートの塗り替えをする必要性
FRP防水は紫外線に弱いため、劣化を防ぐためにトップコートの塗布が必要です!

防水層のみの状態で紫外線に当たり続けると、防水性が落ちて雨漏りの原因になります。

防水層が劣化すれば改めて防水工事が必要になり、トップコートを塗り替える以上の費用がかかります。

トップコートも経年劣化や摩擦でひび割れたり剥がれたりするため、定期的な塗り替えが必要です。

なおトップコートそのものに防水性はありません。

防水性をもつのは防水層で、トップコートはあくまで保護が役割です。

より劣化が進行して防水層まで達してしまうと、トップコートの再塗装だけで対応できない場合があります。

外壁塗装とともに、定期的な塗り替えをおすすめいたします!

防水塗装が浮いてきた

ベランダの床の塗装内部に水や空気が溜まり、気泡のように浮いてくる場合があります。

通常、防水層が浮いて凸凹になることはありません。

下地に入り込んだ水分が蒸発し、防水層内で膨らむ「膨れ」と呼ばれる明らかな劣化です。

ウレタン防水で発生する現象であり、時間の経過によって塗装が剥がれてきます。

また、防水層の一部が破損すると雨漏りの原因にもなりますので、早めに対応しましょう!

防水塗装にひび割れができた

ベランダ塗装にひび割れを確認できたら、塗り替えの目安です。

塗装のひび割れは経年劣化がおもな原因で、長期間にわたって太陽の紫外線や雨に当たってトップコートが少しずつ剥がれていきます。

トップコートがひび割れているだけなら、トップコートの再塗装でメンテナンス可能です。

ただし、FRPの防水層にまでひびが入っていると、防水層の補修が必要になります。

防水層にまで影響が及ばないうちに、早めの対処が必要です!

床に水が溜まりやすくなった

ベランダの床に水が溜まりやすくなったら、床に不具合が発生している証拠です。

ベランダの床は、雨水が溜まらないように排水溝へ向かって適度な勾配が設けられています。

水溜まりができるようなら傾きが正常ではなくなっているので、

一度防水塗装を剥がして床の構造部分を補修する必要があるのです。

ベランダの床に水が溜まりやすくなっていると、経年劣化によっていずれ住宅内に雨水が浸入するため注意しなければなりません。

雨漏りするようになった

すでに雨漏りで室内に水が入り込むようなら、直ちに弊社にご相談ください!

ひび割れや剥がれなどによって破損した箇所から雨水が浸入しており、場所を特定して補修する必要があります。

雨漏りが発生している状態では、ベランダ塗装の塗り替えだけで解決するのは困難な状態です。

適切なタイミングでベランダの床の塗り替えをおこないましょう😊

定期的な塗り替えで、お客様のお住まいをお護りいたします!

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ベランダ塗装3つの防水工法と種類別塗り替え方法

✔️FRP防水

✔️ウレタン防水

✔️シート防水

メリットとデメリットがありますので、特徴を理解しておきましょう!

併せて塗り替え方法についても解説します。

FRP防水とは?

ひび割れに気づいても、塗り替えが必要かどうかを判断するのは難しいものです。

FRP防水とは、繊維強化プラスチック「FRP」でベランダ塗装する方法です。

FRPは「繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)」の略称

FRP防水とは、FRP樹脂と補強材のガラスマットを使って防水層を作る工法です。

高い防水性を求められるバスタブや船にも使用されている素材で、軽さと強度に優れているのが特徴です。

また、短期間で施工しやすく、ベランダ塗装の塗り替えとしても適しています。

FRP防水のメリット

・軽量
・強度が高い
・防水性が高い
・耐摩耗性が高い
・硬化速度が速い

耐摩耗性が高いと塗膜が剥がれにくいため、人の動きが多いベランダやバルコニーに向いています。

耐熱性や耐候性に優れているほか、強い耐久性も備えています。

軽量ながら頑丈で人が歩いても問題なく、ベランダへの負荷を抑えられるのが魅力です。

また、密着性や速乾性が高く、施工しやすさにも優れています。

カラーバリエーションが多く、好みに合わせて選びやすいのもメリットです。

FRP防水のデメリット

・紫外線に弱い
・伸縮性がない
・コストが高い

FRP防水は耐候性が高いものの、長期間紫外線が当たり続ければ劣化は避けられません。

防水性を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

また伸縮性がないため、地震や強風などの影響を受けやすい点にも注意しましょう。

木造で面積の広いベランダ・バルコニーに施工すると、ひび割れが起こる可能性があります。

伸縮性がない木材や鉄などの金属部分の塗装には向いていません。

加えて、ほかの防水工事に比べてコストが高い点もデメリットとして挙げられます。

シンナー系のニオイがあり、施工中は近隣に配慮する必要があります。

FRP防水の塗り替え

FRP防水を施しているベランダでは、トップコートの再塗装で対応するのが一般的です。

他の防水工法の塗り替えと比べて、下地処理が重要なポイント

塗り替える前には、ベランダの清掃や油分の除去などの処理が必要になります。

FRP防水 トップコート塗装

ウレタン防水とは?

ウレタン樹脂を塗布して防水する方法です。

液状の樹脂で防水層を形成し、水の浸入を防ぎます。

つなぎ目のない仕上がりが期待できるため、細かい部分の施工が難しい複雑な形状のベランダにも対応可能です。

また、屋根やマンションの屋上にも採用されています。

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水は安価で、費用を抑えられるのがメリットです。

速乾性に優れており、工期も短くできます。

さまざまな形状に対応しやすく、施工場所を選ばないのも魅力です。

ウレタン防水のデメリット

ウレタン樹脂は硬化すると柔軟性が少なくなり、経年劣化でひび割れしやすくなります。

FRP防水と比べると耐久性が低く、メンテナンスの頻度が多くなるのもデメリットです。

一定の頻度で塗り替えが必要な点に留意しておきましょう!

ウレタン防水の塗り替え

FRP防水と同様、トップコートの再塗装が一般的です😊

下地処理はFRP防水よりも手間が少なく、既存のウレタン防水の清掃のみで施工できます!

シート防水とは?

塩化ビニルや合成ゴムのシートをベランダの床に貼る方法です!

ベランダで使用されるケースもありますが、おもに住宅の陸屋根やパラペットなど施工範囲の広い場所で採用されています。

シート防水のメリット

既製品のシートを貼るシンプルな工程で、一定の品質を保ちながら広い範囲を一度に防水処理できます。

専門的な技術が必要で工事費用は安くないものの、短い期間で広い範囲を施工できる費用対効果の高さが魅力です。

シート防水のデメリット

シートの1箇所に穴が開くと、全体に水が浸入してしまう場合があります。

また、凸凹のある場所など、シートを貼り付けにくい箇所の施工が困難です。

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