塗装で変わる病院・クリニックの印象、患者のためにも考えて

塗装で変わる病院・クリニックの印象、患者のためにも考えて

稀にですが、古い病院で長らく外観の塗装メンテナンスがなされておらず、「夜見たらまるで廃病院」状態の建物を見かけることがあります。

通い慣れている患者さんであれば気にもならないかもしれませんが、新規のお客さん(=病人さん)に来院いただくにはちょっと……となるケースも。

でも、病院の塗装工事となると、一般の住宅と異なるさまざまなポイントを押さえておかなければなりません。

目次

塗装で変わる病院・クリニックの印象

しっかりと塗装メンテナンスがなされている病院の場合、一般の住宅と同様に

  • 建物の劣化を抑えることができる
  • 外観がキレイになって印象が良くなる
  • 地域の美観に貢献する

などを挙げることができます。

病院の外観の美しさよりも患者さん同士の口コミ、また特にお医者様の腕そのものが新規通院者を獲得することになるとはいえ、建物が古めかしくて汚れている印象だと、内部の衛生環境に疑念を抱かせてしまいます。

地域に溶け込む、地域に必要な施設だからこそ、美しくて衛生的な印象の建物を心掛けたいですね。

工事期間中の不便をどう克服するのか

塗装する際には、通常の医療診察をどこまで維持できるか、通院者に不便を強いることがどれぐらい続くのか、ということを考えなければなりません。

足場を組み立てるので敷地内に入ってからの動きに注意が必要になります。

塗料のニオイ、作業中の粉塵やゴミが発生します。

作業内容によっては休診が必要になるなどのスケジュール調整・管理も必要となります。

これらのことに対応しなければなりませんので、住宅塗装よりも様々なハードルがあることがわかりますね。

やっぱりコストが掛かる話

病院の外壁塗装の価格はおよそ8,500〜9,500円/平方メートルです。これは、例えば60坪程度の2階建ての場合、230万円前後ということになります。

近年はコロナの影響、世界情勢の変化による物流への影響、円安の影響などもあり、一般住宅と同様に価格が高めになっているところもあります。

内装工事の場合、1,000〜1,500円/平方メートルで、診察室などは6畳規模で6万円前後、待合室などの広い部屋では、たとえば20坪程度で16万円前後になるでしょう。

そして塗装工事の期間中は部屋が使えない、様々なものを移動しないといけない、などの対処が必要なので、そのためのコストも見積もる必要がありますね。

こうしたポイントを考えると、病院側が簡単に塗装工事に踏み切れないというのも頷けます。

したがって、塗装周期と言われている10〜15年に一度のスパンでメンテナンスプランを考えなければなりません。

大変ですが、患者さんにとってもキレイな印象の病院に通院したいという気持ちもまた真実ですので、関係する皆が協力して良い状態をキープできるようにしたいものですね。

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